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農と食の周辺情報|白井 洋一

どんなコラム?
一時、話題になったけど最近はマスコミに登場しないこと、ほとんどニュースにならないけど私たちの食生活、食料問題と密に関わる国内外のできごとをやや斜め目線で紹介
プロフィール
1955年生まれ。信州大学農学部修士課程修了後、害虫防除や遺伝子組換え作物の環境影響評価に従事。2011年退職し現在フリー
遺伝子組換え生物のカルタヘナ議定書の補足議定書「責任と救済」批准に向けて動き出す (2015年11月25日)
2010年10月に名古屋で開催された生物多様性条約締約国会議(COP10)とカルタヘナ議定書締約国会議(MOP5)。COP10では遺伝資源の利用と利益配分に関する「名古屋議定書」…【全文を読む】
儲かるし需要はあるのになぜ有機穀物栽培は増えないのか? (2015年11月11日)
米国の有機農産物の売り上げは右肩上がりの成長だ。しかし、テーブルクロップ(野菜や果物)や乳製品は好調だが、トウモロコシ、ダイズ、小麦などフィールドクロップの栽培面積はそれほど増え…【全文を読む】
デング熱 今年の国内感染はゼロだったが (2015年10月28日)
まもなく10月も終わる。今年の秋は平年並みの涼しさで、デング熱を媒介するヒトスジシマカの活動時期も終わるので、デング熱の国内感染はゼロですみそうだ。 昨年8月、東京・代々…【全文を読む】
世界一厳しい基準をめざす EU有機農業の行き着く先は? (2015年10月14日)
有機農業とは化学農薬や肥料を使わず、家畜も抗生物質の使用が制限されるなど、生産のルールは厳しい。その厳しさが消費者の信頼を得ているためか、有機農産物のイメージはよく、欧米先進国で…【全文を読む】
ダイズ輸入が急増した中国 組換えダイズを国内栽培する日は来るのか? (2015年9月30日)
中国は害虫抵抗性Btワタを約390万ヘクタール(ha)栽培し(2014年)、面積ベースでは世界6位のバイテク大国だ。ほかに耐病性パパイヤを少々栽培しているが、イネとトウモロコシは…【全文を読む】
米国はなぜ害虫抵抗性Btダイズを栽培しないのか? (2015年9月16日)
米国農務省は毎年7月初めに、トウモロコシ、ワタ、ダイズの遺伝子組換え品種の栽培割合を発表する。今年のシェアはトウモロコシ93%、ワタ94 %、ダイズ94%でほぼ前年と同じだったが…【全文を読む】
ミツバチ減少の原因 複合ストレス説を示唆する論文 (2015年9月2日)
前回(8月19日)の当コラムで、「ミツバチの大量死亡の原因はまだ解明されていない。ネオニコチノイド系殺虫剤だけでなく、寄生ダニや感染症など複数のストレス要因が重なったとき、蜂群崩…【全文を読む】
農薬とミツバチ減少の関係 最近のヨーロッパの動き (2015年8月19日)
ミツバチなどハナバチ類の大量死亡の原因はまだ解明されていない。ネオニコチノイド系殺虫剤がやり玉にあげられることが多いが、巣箱に寄生するダニや感染症など複数のストレス要因が重なった…【全文を読む】
グリホサート発ガン性ランク付け騒動その後 IARCは根拠情報を公開したが (2015年8月5日)
今年の3月、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)が、世界中で広く使われている除草剤グリホサート(商品名ラウンドアップ)を、発がん性評価基準のグループ2A(人に…【全文を読む】
除草剤グリホサートが効かない雑草問題 あまり報道されない真の原因と現場の対策 (2015年7月8日)
6月30日、米国農務省統計調査局は今年(2015年)の主要作物の作付け面積とトウモロコシ、ダイズ、ワタの遺伝子組換え品種の栽培割合を発表した。 ワタ94%(前年比2%減)…【全文を読む】
査読付き論文とは 純粋な科学論文も政治や商売が絡むと (2015年6月24日)
私は研究者だったので「論文」と言えば、匿名の専門家によって審査され、学術誌(学会誌)に掲載が許可された論文のことだと思ってしまう。最近話題の「機能性表示食品」では、消費庁の資料や…【全文を読む】
原発事故と野生動物 栃木のオオタカの場合 (2015年6月11日)
5月13日の当コラム「外国人研究者の見たフクシマのツバメひな鳥にDNA損傷なし」で「ネイチャー出版グループのサイエンテフイックレポート(SR)誌に載った『ツバメのひな鳥に目だっ…【全文を読む】
食肉の原産国表示訴訟 米国敗訴の意味するところ (2015年5月27日)
5月18日、WTO(世界貿易機関)の紛争処理委員会(上級委員会)は、牛豚の精肉に原産国表示(Country of Origin Labelling, COOL)を義務付けた米国の…【全文を読む】
外国人研究者の見たフクシマのツバメ ひな鳥にDNA損傷なし (2015年5月13日)
前回(4月29日)の当コラムの最後で「放射線による影響がなかったことを含め、その後についても記事にしたい」という新聞記者のことにふれた。 日本経済新聞の滝順一さん(編集委…【全文を読む】
福島の動物たちのその後 ツバメの白斑、牛の全頭検査 (2015年4月29日)
大震災、原発事故から4年と1か月経った4月17日に私の住む茨城県の2つの市でタケノコの出荷制限がようやく解除になった。翌週の4月24日にはさらに茨城県の1市と宮城県の1市でも解除…【全文を読む】
グリホサート発がん性ランク付け騒動 諸悪の根源は国際がん研究機関(IARC)の情報隠し (2015年4月15日)
2015年3月20日、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC、本部フランス・リヨン市)が除草剤グリホサートを発がん性評価基準のグループ2A(人に対しておそらく発が…【全文を読む】
NBT 規制対象ならノーベネフィットテクニック?  (2015年4月1日)
NBT(New Breeding Techniques, 新育種技術)は遺伝子組換え技術を使うけど、今までの組換え体と違い、導入した遺伝子が残らないか、残ってもごくわずかで簡単に…【全文を読む】
NBT 新育種技術って何? 組換え技術を使うけど組換えじゃない? (2015年3月18日)
「ゲノム(全遺伝子情報)編集」という言葉は、「筋ジストロフィー患者のiPS(人工多能性幹)細胞をゲノム編集技術を使ってピンポイントで正確に修復することに成功」(朝日新聞、2014…【全文を読む】
沖縄の未承認組換えパパイヤ 道ばた調査は中止も真相は不明のまま (2015年3月4日)
国内の遺伝子組換え作物では最近ぱっとした話題がない。今回もどうでもいいような話なのだが、1月21日の当コラムで未承認組換えワタのことを書いたので、バランス上、未承認パパイヤについ…【全文を読む】
ノルウェーで初のBSE感染牛 餌経由ではない非定型 では最初の定型BSEのルーツは? (2015年2月18日)
2015年1月30日、ノルウェーでBSE(牛海綿状脳症)に感染した牛が見つかったため、牛肉の輸入を停止したと厚生労働省が発表した。今までにイギリス、フランス、スウェーデンなどでは多…【全文を読む】
環境ホルモンその後 ビスフェノールAはどうなった? (2015年2月4日)
メス化するオス、精子数の減少、警告本「奪われし未来」など1990年代後半から2000年代半ばにマスメディアを賑わした環境ホルモン。正式には「外因性内分泌かく乱物質」と言い、環境中…【全文を読む】
未承認ワタの混入トラブル 栽培目的も申請しておけばよかったのに (2015年1月21日)
昨年末の12月25日、農水省から「栽培用ワタ種子から未承認の遺伝子組換え種子の混入が確認された」という発表があった。 ワタは日本ではほとんど栽培されていないが、それでも地…【全文を読む】
ネーミングが大切 「侵略的」改め、○○外来種? (2015年1月7日)
いま環境省は「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト案」を公表し、意見募集(パブリックコメント)中だ(締めきりは1月11日)。動物、魚、昆虫、植物など合わせて42…【全文を読む】
デング熱流行をふりかえる さて来年は? (2014年12月24日)
今年8月下旬に新宿・代々木公園周辺で確認され大騒ぎになったデング熱は、秋の深まりとともに収束した。10月30日に160人目が報告されたが、これは8月9日に発症した人の抗体検査に時…【全文を読む】
不安を煽らなければ売り上げは伸びない 有機食品産業と市民団体の販促コラボレーション (2014年12月10日)
米国の有機食品や自然食品の人気は日本以上だ。1990年、国内売り上げは1億ドルだったが、2013年には350億ドル(1ドル100円として3兆5千億円)に達し、全食品売り上げの約4…【全文を読む】
合成生物って何? 国際的な規制・管理は必要か? 生物多様性会議で検討始まる (2014年11月27日)
合成生物(Synthetic Biology)とは社会一般ではあまりなじみのない言葉だが、もともとは合成生物学と訳され、コンピュータ工学を使って、生物のゲノム(全遺伝子情報)を人…【全文を読む】
化学物質のカクテル効果 単独では無害でも同時に使うと有害影響? (2014年11月12日)
農薬や医薬品など化学物質は商業認可される前に、ヒトや動植物への安全性が検査され、どの程度の濃度(量)なら安全と使用基準や許容値が決められる。しかし、これは殺虫剤、殺菌剤、除草剤な…【全文を読む】
牛肉・豚肉の原産地表示 WTO訴訟で米国また敗訴 (2014年10月29日)
食品の原産地表示(Country of Origin Labelling, COOL)はどこの国にでも難しい問題だ。とくに貿易が絡むと複雑になる。米国は2009年3月に食肉、魚介…【全文を読む】
焦らずあわてず先送り カルタヘナ議定書締約国会議 次回は2016年メキシコで (2014年10月15日)
韓国の平昌(ピョンチャン)で10月17日まで生物多様性条約の国際会議が開かれている。ピョンチャンとは聞き慣れない地名だが、2018年冬のオリンピック開催地で、韓流ドラマ「冬のソナ…【全文を読む】
こんどはモンタナ州の大学農場で 未承認組換え小麦事件続報 (2014年10月1日)
昨年(2013年)5月、米国オレゴン州の農家の小麦畑でモンサント社の除草剤(グリホサート)耐性小麦が見つかり騒ぎになった。モンサント社は2004年に、商品化一歩手前で商業栽培を断…【全文を読む】

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