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斎藤くんの残留農薬分析|斎藤 勲

【号外】新型インフルエンザは時系列のグラフで“見える化”を

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2009年5月13日

 連日、新聞やテレビなど報道をにぎわしている新型インフルエンザ報道。特に9日にはカナダから帰国した高校生と引率の先生4人から初めて新型ウィルスが確認され、日本もそろそろという雰囲気なってきた。水際防御のそれなりの有効性と確認と共に国内感染拡大防除の取り組みが求められている。しかし、毎日いろいろな情報源から最新の患者数、死者などが報道されるが、感染はどんな具合に広がっているのか、リスクはどのレベルなのかなど、毎日のスポット的な数値報道では読者には分かりにくい。そこで、ウィルスには素人の私が、日記をつけたこともないのに毎日やっていることを紹介する。それがこのグラフ。

 別に何ら変わった斬新な図でもない、連日報告される米国疾病対策センター(CDC)、世界保健機構(WHO)のデータをエクセル表に写し取り、グラフ化しただけの図である。この折れ線グラフの傾きを経時的に見ないで、どうリスク判断するのだろう。感染拡大すれば当然グラフの傾きは急になっていく。

 素人目には、メキシコのグラフは少し遅れ気味の報告数なので感染拡大は収まってきていると見える。イギリスもそれなりに対処されている。数は少ないが、スペインが今後どう伸びていくのかが注目。やはり、気がつく前に多くに人が国境を越えて入ってしまった米国が、5月9日以降の立ち上がり気味の傾きが今後どうなるかが注目であろう。感染者の多いイリノイ州、ウィスコンシン州に近いカナダのオンタリオ州も要注意。マスク、手洗い、人混みには行かないなど世界のために努力してほしい時期でもある。

 そんなことも、このグラフを見ながら思うことである。新聞各社も、スポット的な判断できない数値よりも、このグラフを毎日掲載していただけないだろうか。
 なお、12日の報道では、感染者は世界で5200人を超えたとのこと。どの程度の人数なのか。厚生労働省のインフルエンザ様疾患発生報告(2008.10〜09.5)では、インフルエンザ(A香港、Aソ連、B)で学校(幼・保・小・中)を休んだ子供は、今シーズンだけで31万人もいたとのこと。罹患した子供は47万人である。(東海コープ事業連合商品安全検査センター長 斎藤勲)

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